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ファクタリングとは?現金化の仕組みや違法になるケースをわかりやすく説明

「ファクタリングとは何?」
「今すぐ資金調達したいけどファクタリングは安全?」

このように現在、資金難で困っていて資金調達の方法としてファクタリングについて気になっていませんか?

ファクタリングは、売掛債権を売却して売掛金を現金化する資金調達の方法の一つです。審査や借金なしで即時に資金調達できる反面、手数料が高くつく点に注意しなければいけません。

こちらの記事では、「ファクタリングとは何なのか?」と気になっている事業者へ向けて、ファクタリングの詳細や利用時の注意点、おすすめのファクタリング会社を紹介しています。

目次

ファクタリングとは何か?簡単にわかりやすく説明

ファクタリングは将来的に回収できる見込みのある売掛債権を売却し、未回収の売掛金を現金化する方法です。

通常、企業間の取引といえば先に商品やサービスを提供し、その後に取引先の企業から代金を回収する「信用取引」が一般的です。

しかし、信用取引においては売掛金の入金が遅れることで資金難になってしまうケースも少なくありません。

ファクタリングは即時に資金調達できるので、そういった資金難を回避できるのが主な特徴です。

現金化する際に手数料が引かれるので、実際に受け取れる金額は売掛金の90〜80%程度ですが、それでもファクタリングは資金繰りを円滑にする選択肢の一つとなります。

売掛債権とは?売掛金を回収する権利

売掛債権(うりかけさいけん)とは、まだ受け取っていない売上金を請求できる権利のことです。

日本では商品・サービスを提供した後に代金を受け取る取引方法が一般的で、このことを「掛取引(かけとりひき)」とも言います。

そして掛取引で発生して未回収の売上を「売掛金」、売掛金を請求できる権利のことを「売掛債権」と言います。

ファクタリングはこの売掛債権を売却することで、数ヶ月先の入金を待たずに即時現金化することが可能です。

ファクタリングの手数料とは?手数料の決まり方と相場

ファクタリングには手数料が発生します。

ファクタリングの手数料は、取引方法や売掛債権の信用度によっても異なりますが相場は10〜30%とされています。

また手数料は取引ごとによって変動するのが一般的で、主に以下5つの要素で手数料率が決定します。

  • 売掛金の信用度
  • 事務的費用
  • 登記費用
  • 売掛金の額
  • ファクタリングの利用回数

たとえば、売掛先との取引実績が豊富で売上金を回収できる可能性が高いと判断されれば、その分買取リスクが下がるので金利も下げることが可能です。

そのほか、売掛金の額が低額であればファクタリング会社が得られる利益が少ないので、その分手数料が割高になるのが一般的です。

ファクタリングの手数料とその決まり方について、詳しくは以下の記事で解説しているのでぜひあわせてチェックしてみてください。

ファクタリングと手形割引の違い!回収するものが異なる

ファクタリングと同様、売掛債権を売却して現金化する方法として「手形割引」と呼ばれるものがあります。

手形割引も「売掛債権を売却して現金化する」という意味ではファクタリングと同じですが、両者には以下のような違いがあります。

手形割引ファクタリング
現金化するもの受取手形売掛金
手数料低い高い
売却後の責任ありなし

売掛金はあくまでも二社間での契約なので、売掛金が支払われなくても裁判で判決が出ない限り強制的に支払いをさせることはできません。

一方で受取手形は満期日に支払いが行われなかった場合、不渡りとして扱われ、半年間に二回以上不渡りを起こすと売掛先の企業は銀行との取引が停止となります。

つまり、受取手形の方が売掛債権としての信用度が高く、その分手数料もファクタリングと比べて低いといった特徴があります。

しかし手形割引の場合、受取手形の売却後に代金を回収できないと責任を取らなければいけません。

そのため、債権回収時のリスクを減らすという観点では、ファクタリングの方が優れていると言えます。

ファクタリングの仕組みとは?会社ごとに取引方法が異なる

ファクタリングには2種類の取引方法があり、それぞれ現金化までの仕組みがやや異なります。

ここからは、それぞれの取引方法とその仕組みについて見ていきましょう。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングとは、自社とファクタリング会社の2社だけで取引する方法です。

2社間ファクタリングで現金化するまでの流れは次の通りです。

  1. ファクタリング会社へ債権の譲渡
  2. ファクタリング会社から資金の即時受取
  3. 後日、取引先(売掛先)から売掛金の入金
  4. 入金された売掛金をファクタリング会社に支払い

このように、2社間ファクタリングはファクタリング会社から資金を受け取り、売掛先から後日入金されるお金をそのままファクタリング会社へ支払うものです。

原則、ファクタリング会社と取引先の間に契約関係はないので、ファクタリングを行っていることを取引先に知られることなく即時に資金調達できることが特徴です。

3社間ファクタリングと比べて手数料が割高になる点がデメリットですが、売掛先との信頼関係を維持したい事業主には2社間ファクタリングが向いています。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは自社とファクタリング会社、そして売掛先企業の3社で行うファクタリングです。

3社間ファクタリングで現金化するまでの流れは次の通りです。

  1. ファクタリング会社と契約
  2. 取引先とファクタリング契約
  3. 取引先と支払い金額の確認
  4. ファクタリング会社から資金の受取
  5. ファクタリング会社が取引先へ直接請求金額の確認
  6. 取引先がファクタリング会社へ売掛金の支払い

このように、自社はファクタリング会社と取引先とファクタリングの契約を結んで資金調達をし、後の売掛金の支払いなどはファクタリング会社と取引先でやってもらうのが3社間ファクタリングです。

3社間ファクタリングはファクタリング会社のリスクが少ない分、手数料が非常に安くなることが特徴です。

ファクタリングの利用が取引先にバレるので「資金難の会社では?」などと信用を失う恐れがありますが、より手数料を抑えたい事業主には3社間ファクタリングが向いています。

ファクタリング会社は5種類

提供するファクタリングのサービスによって、ファクタリング会社は大きく5つに分けられます。

各ファクタリングの特徴をまとめました。

種類債権特徴
買取ファクタリング売掛債権売掛債権を買い取る一般的なファクタリング
保証ファクタリング売掛債権売掛債権の支払いをファクタリング会社が保証
一括ファクタリング売掛債権決済事務まで一括して引き受けるファクタリング
国際ファクタリング輸出債権海外企業との取引で発生した売掛金を回収するファクタリング
医療ファクタリング医療報酬債権診療報酬債権を利用したファクタリング

買取ファクタリングは一般的なファクタリングのことで、ほとんどのファクタリング会社がこの買取ファクタリングに該当します。

保証ファクタリングは、取引先が倒産するなどで今後売掛債権を回収できなくなる可能性がある場合に利用するものです。

また、一括ファクタリングは回収業務などの事務作業を一括して引き受けるファクタリングで、売掛先が申し込むものとなります。

一方で、国際ファクタリングや医療ファクタリングはそれぞれ海外企業と取引している企業、医療業務に従事している企業専用のファクタリングです。

ファクタリングする際の注意点

ファクタリングする際には以下3つの注意点があります。

  • 手数料が銀行融資の金利よりも高い
  • 2社間取引でも債権譲渡登記によって取引先にバレる可能性がある
  • 闇金業者もファクタリングの事業を行っている

ファクタリングは手数料が高いことや、闇金業者の存在があることから、利用する前にファクタリングのサービス内容をきちんと精査することが大切です。

ここからは、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。

手数料が銀行融資の金利よりも高い

ファクタリングの手数料は、銀行融資などで資金調達する場合のよりも高くつくので注意が必要です。

たとえば、50万円を30%の料率で計算すると、手数料は15万円にもなります。

一方で融資として50万円を1ヶ月で借入すると仮定した場合、1ヶ月間に15万円の利息がつくのは年率約353%の融資です。

日本政策金融公庫などから融資を受ける際、金利は年1〜3%となっているので、ファクタリングの手数料がいかに高いかがわかるかと思います。

金利は利息制限法によって上限がありますが、ファクタリングは売掛債権の譲渡なので利息制限法は適用されません。金利の年率で換算した場合、非常に高い金利に相当します。

ファクタリングを利用する際は、手数料をあらかじめ計算・考慮した上で慎重に行いましょう。

2社間取引でも債権譲渡登記によって取引先にバレる可能性がある

2社間取引(2社間ファクタリング)は、取引先に知られることなくファクタリングを行えることが大きなメリットです。しかし、債権譲渡登記によって知られる可能性があります。

債権譲渡登記とは、同一の債権を二重に譲渡されるのを防ぐ制度で、2社間取引では債権譲渡登記を行うのが基本です。

債権譲渡登記は一般に公開され、誰でもその情報を見ることができるため、確率は低いとはいえ債権譲渡登記によってファクタリングが取引先にバレる可能性はゼロではありません。

中には債権譲渡登記をせずにファクタリングを行う会社もあります。ただし、その場合はファクタリング会社のリスクが高くなり、その分手数料も高くなってしまいます。

2社間取引を考えている事業者の方は、登記によって取引先にファクタリングを知られる可能性があることを知っておきましょう。

闇金業者もファクタリングの事業を行っている

ファクタリングの3つ目の注意点が、闇金業者の存在です。

中にはファクタリングと偽って高金利で貸し付ける闇金業者があり、自社ではファクタリングを利用しているつもりが、いつの間にか高金利で貸し付けを受けている可能性もあります。

特に、資金繰りに困っており、できる限り早く現金を手に入れたいと焦っている事業者は注意が必要です。

ファクタリング会社をきちんと選びきれず、サービスの内容もあまり理解しないまま契約して、知らぬ間に闇金業者を利用してしまう可能性もゼロではありません。

もちろん優良なファクタリング会社がほとんどですが、闇金の存在には気をつける必要があります。

ファクタリングを検討しても良い会社

ここまでファクタリングの注意点について解説してきましたが、中には「本当にファクタリングを利用すべきか?」と悩んでいる事業者も多いのではないでしょうか。

ファクタリングは高額な手数料が発生するので、あまり頻繁に利用するものではありません。

一方で、以下の項目に該当する会社はファクタリングを検討しても良いでしょう。

  • 資金不足が深刻で支払いが困窮している
  • 会社や個人の信用が低くて融資を受けられない
  • 急激に売上が上昇して支払いが追いつかない

事業資金の調達は金融機関から融資をしてもらうのが理想です。

しかし審査が通らず融資を受けられない、なおかつ資金不足で支払いも間に合わないという会社はファクタリングを検討しても良いでしょう。

ファクタリングはその場しのぎになりやすく、場合によってはさらなる資金不足を招く恐れもあるので慎重に行うことが大切です。

優良なファクタリング会社の選び方

悪質なファクタリング会社から相場とかけ離れた高額の手数料を取られないよう、優良なファクタリング会社を慎重に選ばなければいけません。

優良なファクタリング会社の選び方には大きく以下の2つがあります。

  • 手数料や契約条件が明確になっている
  • ファクタリング会社の住所や代表者などが明示されている

ここからは、それぞれの詳細について解説していきます。

手数料や契約条件が明確になっている

ファクタリング会社は、手数料や契約条件が明確になっているところを選びましょう。

優良業者は手数料がいくらかかるのか、またどのような契約を行うのかしっかり明確にしています。

手数料や契約条件がわからなかったり、きちんと説明してもらえなかったりする場合は悪質業者の可能性が高いです。

また、対面での相談を避けたがる取引業者も悪質な可能性が高いので注意しましょう。

ファクタリング会社の住所や代表者などが明示されている

ファクタリング会社を選ぶ際は、会社のHPを必ずチェックしましょう。

ファクタリング会社の住所や代表者名、電話番号など身元を特定できる情報が明示されていない会社は危険です。優良業者であれば身元を隠す必要がないので、会社の住所や代表者名をしっかり掲載しているはずです。

また、ホームページに記載の住所が架空のものではないか、Googleマップとなどで確認するのもおすすめします。

給与ファクタリングとは?個人でも利用できるファクタリング制度

ファクタリングは事業者向けのもののほかに、給与ファクタリングと呼ばれる個人向けのサービスもあります。

給与ファクタリングは、給料から数十パーセントの手数料を支払って給料日前に現金化するサービスです。早ければ24時間以内にお金を工面することができます。

しかし、給与ファクタリングを利用してはいけません。

金融庁によれば、給与ファクタリングは貸金業に該当し、貸金業登録を受けていないヤミ金融業者によって高額な手数料を支払わされる危険性があるとのことです。

給与ファクタリングの手数料は、年率換算すると数百~千数百%にもなる可能性があり、かえって経済的生活が悪化する恐れがあります。

お金に困っている個人の方は銀行や消費者金融などを利用し、給与ファクタリングは絶対に利用しないようにしましょう。

(参照:ファクタリングに関する注意喚起|金融庁

ファクタリングは違法?合法だが違法になるケースに要注意

結論から言えば、ファクタリングは違法ではありません

2社間ファクタリングは売掛債権の譲渡の「売買契約」に該当します。また、3社間ファクタリングの場合は、売掛先の通知や承諾を得る手続きを行うことで「債権の譲渡性」といった法的根拠が発生するので合法です。

しかし、売掛債権を担保にして高金利の貸付を行っているケースや、債権の譲渡後に金銭の請求が行われるケースは違法なファクタリングです。

たとえば、ファクタリング会社が債権を回収できなかった時、遅延が発生した時に利息を請求するものは違法行為に該当する恐れがあります。

基本的にファクタリングは債権譲渡後、債権の譲渡人に回収リスクを負わせることはできません。

ファクタリングを利用する際は、違法行為に該当しないかサービスの内容をしっかりとチェックしましょう。

クラウドファクタリングとは?インターネットで完結する取引

クラウドファクタリングとは、インターネット上で完結するファクタリングのことを言います。

対面で契約する手間なく、いつでも気軽に申し込みや相談ができるファクタリングのサービスです。スマホやPCから気軽にファクタリングの相談をしたい方には、クラウドファクタリングがおすすめです。

まとめ

ファクタリングは、売上債権を売却して売上金を現金化する資金調達の一つです。

審査や借金を行う必要なく、即時に資金調達ができるので資金難で困っている事業者にとって資金調達の選択肢の一つになり得ます。

しかし、ファクタリングには以下3つの注意点があります。

  • 手数料が銀行融資の金利よりも高い
  • 2社間取引でも債権譲渡登記によって取引先にバレる可能性がある
  • 闇金業者もファクタリングの事業を行っている

ファクタリングによってさらなる資金難を招く可能性があるので、利用は慎重に行いましょう。

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